射精至上主義から脱皮しましょう

日本人は世界で最も性生活の貧弱な国民だと言われています。その要因のひとつがセックスレス。夫婦や恋人同士の間で、性生活のない人たちが増えているのです。心理学的には人間の衝動の多くが「性」によって動機づけられているというのに、どうしてセックスしないでいられるのでしょうか?

日本人がまじめすぎることがひとつの原因にあげられるでしょう。世界中の人たちは、日本人に比べてずっと適当に性生活を楽しんでいます。日本人は何ごとも一所懸命に取り組む美しい国民ですが、その気質がセックスのマンネリ化にもつながっているのです。気楽にセックスを楽しむ気持ちを持つことが、オヤジたちにも必要です。

何が何でも射精しなければならないという強迫観念が邪魔になっている!?

男性は若いころからマスターべーションによって快感を得てきていることもあって、どうしても射精至上主義になりがちです。射精がなければセックスは終わらないと考えがち。ところが、女性の場合は、挿入がなくてもイクことができます。女性の多くがマスターベーションではクリトリスだけでイッています。そのためセックス=挿入という意識は男性よりも薄いのです。

女性は愛撫だけでもイケるため、必ずしも挿入がなくても満足できます。男性はそのことをまずは理解すべきでしょう。「挿入して果てなければならない」という意識が強すぎるために、それがプレッシャーになってセックスが楽しくなくなったり、勃起できなくなったりすることもあります。EDの人の中には、妻のときには勃起しないけれど、他の女性とのときには勃起できるという人もいます。

妻や恋人との性生活では、愛撫を楽しむ感覚を身につけましょう。肌と肌の触れ合いが愛を高め合うものです。たとえ挿入しなくても毎日裸で抱き合えば、性的に満足した関係が続くものです。統計的にも、オーガズムを得られなくても女性は満足できるという結果もあります。セックスは心の交歓だという意識を持てれば、セックスが常に楽しいものになるでしょう。

セックスは時間をかけてまったりとするもの

性に関する情報が氾濫して、ゲームのようにセックスをするのがよいことのように広まっています。女性器に指やペニスを挿入したら、とにかく激しく突くことが大切だと信じ込まされている男性も少なくありません。そんな性行為は、男性も体力を使って大変ですし、女性にもあまり歓迎されてはいません。

中高年になって「野獣のようなセックス」を志向するのはバカげています。女性にも喜ばれないうえに、男性は性生活がおっくうになってしまいます。もっとゆったりと、楽しむ気持ちが必要でしょう。挿入しても激しく動かす必要はありません。場合によっては動かさなくても良いのです。

20~30分の短い行為ではなく、2時間~3時間かけてゆっくり愛し合いましょう。長く抱きあうことで性の満足度は高まります。必ずしも挿入しなくても、ただ抱きあうだけでも構いません。モテるオヤジのセックスは、のんびりとまったりしたものです。