女性の興奮とオーガズムの仕組みを知りましょう

多くの男性が、性行為を通じて相手の女性に快感を与えていると信じています。必ず毎回オーガズムに導いているという確信を持つ人も少なくないでしょう。しかし、アメリカで行われた調査によると、性交で「イク」人は女性の26%しかいませんでした。ペニスの挿入だけでは、なかなか女性はオーガズムを感じることができないのです。

女性のおよそ4分の3は、性行為で十分満足を得ていないことになります。多くの男性の勘違いは、ペニスを挿入して一定の時間ピストン運動を繰り返せば女性を昇天させられるものだと考えていることです。実は、それほど簡単には、女性はイケないようです。自分自身の性行為を、冷静に客観的に見つめることも必要でしょう。どうしたらパートナーをより気持ちよくさせることができ、クライマックスを迎えさせることができるのかを考え、行為の方法を工夫することが、モテるオヤジになるためには必要です。

女性も視覚情報や聴覚情報で興奮が高まります

アダルトビデオなどのポルノは男性のものと考えられがちです。女性はエッチなビデオを観ても嫌悪感を覚えるだけで、興奮はしないものだと思われています。しかし、ドイツの大学での研究によると、刺激的な映像を観て性的興奮が高まる割合は、男女差がないことが分かっています。

エロビデオに対して女性が嫌悪感を口にするのは、ひとつは「カッコつけ」や「倫理観」から発せられるものです。もうひとつは、ポルノの内容が女性を辱めるものだという点が気に入らないからでしょう。しばしばアダルトビデオは女性を「モノ扱い」しています。それが嫌悪感の元であり、エッチな内容そのものではありません。

一昔前に世界的に大ヒットした「エマニュエル夫人」という、エロティシズムを前面に打ち出したフランス映画は、多くの日本女性に受け入れられました。女性の「キレイだった」という感想がとても多かった映画ですが、ほとんどの女性が性的に興奮したとされています。「エッチな気分になった」とは告白できないため、「いい映画だった」と答えていたのです。

性行為によって女性が興奮する姿をみることで、女性もセックスをしたくなるのです。他人の淫らな行為を観ることで、脳の中では自分の過去の経験と結びつけます。そのときの「気持ちよかった」という記憶が性的興奮を引き出しすようです。

脳が処理する性的興奮

愛撫はどんな相手にされても気持ちよいわけではありません。女性は赤ん坊に乳首を吸われても興奮しませんが、夫に吸われれば興奮します。同じ刺激でも相手や状況が変わると感じ方が異なることから、性的快感と、知識や記憶とが密接に関係していることが分かります。女性をクライマックスに導くためには、単にピストン運動をするだけでなく、視覚的・聴覚的な刺激を加えてより興奮を高めることも大切なのです。

性に関するさまざまな調査によって、知的レベルと性的感度との間に相関があることが分かっています。このことからも、セックスが脳で行われるものだということが分かります。性器で受け取った刺激を脳が性的信号に変換することで、興奮が高まる仕組みです。

パートナーの性的満足度を高めるためには、単にピストン運動をたくさんするだけでは十分ではありません。聴覚や視覚も刺激して、脳で興奮を増幅させる努力も必要です。